マイクロスフェア
マイクロスフェア
ULREAを用いることで、高分子に薬物を均一に内包させるマイクロスフェア及びナノスフェアの創製が可能です。
薬物を一定の速度で徐々に放出する徐放性製剤のマイクロスフェアは、薬物の初期放出量とその後の放出期間中の放出速度を適切に制御し、薬物を生体内で一定期間、継続して放出することが必要となります。
薬物の初期放出量異常(初期バースト)を抑え、放出期間中の放出速度を一定に制御するためには、
マイクロスフェアの粒子径とマイクロスフェア中の薬物の分散状態が重要となります。
マイクロスフェアの表面近くに薬物が偏っていると、投与後初期に多量の薬物が放出され初期バーストが発生します。
マイクロスフェアの中心部に薬物が偏っているまたはコアシェル状であると、初期から持続的に放出することができません。
ULREAを用いることで、粒子径の揃った分級レスな乳化粒子を作製することができます。
粒子径をコントロールし、薬物が内部で均一に分散されまた空孔の無い粒子を作製出来るため
薬物放出期間中の放出速度が適切に制御され、一定期間継続して放出することが可能となります。
均一な粒子径の乳化粒子を作製し、良溶媒を除去することにより均一な粒子径のマイクロスフェアを析出できます。
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